「ご機嫌な状態」が仕事の生産性を向上、幸福の向上をさせるという点については、多くの心理学・行動科学の研究により科学的な裏付けが示されています。以下に、代表的な研究やデータを交えてご紹介します。
1. ポジティブ感情と生産性の関係
ハーバード大学の研究(Shawn Achor, 2010年)
著書『The Happiness Advantage』では、ポジティブな感情が脳の働きを向上させることが述べられており、ポジティブな状態の従業員は、ネガティブまたは中立状態の従業員に比べて、生産性が平均31%向上するとされています。売上は37%増、創造性は3倍、意思決定の正確性も大幅に向上。
2. Gallup社の調査(State of the American Workplace, 2017)
•エンゲージメントが高い(≒ポジティブな心理状態)従業員は、そうでない従業員に比べて:
•生産性が21%高い •欠勤が37%少ない •顧客満足度が10%高い •利益率が22%高い
3. 英国ワーウィック大学の実験(Oswald, Proto & Sgroi, 2015)
•実験対象:700人以上の被験者
•方法:ポジティブな刺激(コメディ動画など)を与えたグループと与えなかったグループで作業効率を比較
•結果:•ポジティブな気分を誘導されたグループは、生産性が平均12%向上
•最も効果のあったグループでは20%の向上が見られた 結論:職場における「幸福の向上」が、生産性向上の鍵となる
